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「死のドレスを花婿に」 [電子書籍]


死のドレスを花婿に (文春文庫)

死のドレスを花婿に (文春文庫)

  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2015/04/10
  • メディア: Kindle版


内容(「BOOK」データベースより)
悪夢に苦しめられるのが怖いから、眠らない。何でも忘れてしまうから、行動を逐一メモにとる。それでも眠ってしまうと、死者たちが訪れる。ソフィーの人生は、死と血、涙ばかりだ。でも、ほんの一年前まで、彼女は有能なキャリアウーマンだった。破滅への道は、ちょっとしたことから始った。そしていつしか、ソフィーのまわりに死体が転がりはじめたのだった。でも彼女には、天性の知能と強い生命力が備わっていたのだ。ある偽装によって自ら道を切り開いていくや、ついには、自分を取り巻く恐るべき真実に突き当たっていくのであった…歪んだ行為への、正しい対応が生むカタルシス、ヒッチコックも驚くであろう斬新な四部構成で読む、脅威のサイコサスペンス。

「その女アレックス」の作者によるサイコサスペンス?
そちらの衝撃が強かっただけに、
期待度も高かったのだけれど。

弱った女、殺人、逆転、衝撃の結末。

ほとんど変わらない本筋部分。
どちらかといえば展開の衝撃度は「その女アレックス」が高いので、
逆に読んでいればもっと面白く感じたかも。
もっとも面白くないかといえば、
そういうわけではなく、
何というか、下世話なサイコサスペンスとしては面白い。
但し残念ながら「羊たちの沈黙」のような高尚さは皆無。
そういう意味では全くもう、
どいつもこいつも下世話で下卑た発想と行動。
唯一の救いは主人公の父親。
この人のインテリジェンスが主人公を救い、
最後の最後にとどめを刺す。
まぁサイコサスペンスとはいっても、
ただの逆恨みからネチネチ嫌がらせして、
精神的な破滅に追い込もうとする話だから、
読んでいて気持ちよくもないし、
逆にそいつが実は脆いであろうことも想像がつく。

ということで、
好みの問題はあれど、
陰湿でじっとりしたサスペンスがお好みの方にはたまらないでしょう。

最近はサイコサスペンスもすっかり下火。
やっぱりトマス・ハリスがとどめを刺したから、
なかなか後を追うのは厳しいだろうなぁ。

追記
かなり前に読んでいたのだが、
今年の「このミス」によれば、
どうやらこの作家の力量はこんなモノじゃないらしい。
コメント(2) 

コメント 2

SGW

こんばんは。
この本は読んでいませんが、「その女アレックス」は読みました。
被害者が加害者だったというどんでん返しはありますが、サイコ?
映像でみたためか、「羊たちの沈黙」「ハンニバル」は衝撃的でした。
私の一押しのサイコサスペンスは、シャロン・ストーンの「氷の微笑」です。
最後まで真実は明かされませんが、みている男は凍りつきます。
18日の昼にテレビ東京で「氷の微笑2」が放映されるので、録画予約しました。
エロチック・サイコ・サスペンスなので、女性の評価は違うかもしれませんが。
by SGW (2015-12-14 22:10) 

KEY

お久しぶりです。

「氷の微笑」は怖いですね。同じ女の怖さでも「危険な情事」以上に本人が確信犯?なだけに。ちなみに「怖い女」という括りでは「ミザリー」も怖かったです。映像も本も震撼しました。

サイコサスペンスは量産されているので玉石混淆。観る側も目が肥えてきましたね。

by KEY (2015-12-15 08:52) 

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