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「レヴェナント:蘇えりし者」 [映画]


レヴェナント:蘇えりし者 2枚組ブルーレイ&DVD(初回生産限定) [Blu-ray]

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  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • メディア: Blu-ray


<ストーリー>
1823年、毛皮ハンターの一団はアメリカ西部の未開拓地を進んでいた。隊長のヘンリーを先頭に、ガイド役のヒュー・グラスとその息子のホーク、そしてグラスに対して敵意を抱いているフィッツジェラルドたち一行だったが、ある時、先住民に襲撃され多くの犠牲者を出す事態に。生き残ったグラスたちは危険な川を避け、船を捨てて陸路で砦に戻ろうとするが、グラスは巨大な熊に襲われて瀕死の重傷を負ってしまう。隊長のヘンリーは余命わずかに見えるグラスを残して行くことを決断。息子のホーク、金に釣られて居残ることにしたフィッツジェラルド達にグラスの最期を看取るよう命じるが……。

ディカプリオが念願のアカデミー主演男優賞を取った一作。
ということで、
かなり期待して覚悟して観たわけだけど。

撮影は非常に美しい。
自然光に拘ったと言われているが、
その分観にくい映像もあるが、
極寒の土地で繰り広げられる、
その厳しさと容赦ない自然がハンパなく伝わる。

ディカプリオの演技も素晴らしい。
台詞も少なく、
まさしく身体で演じる役柄であるが、
ベジタリアンの彼が生の動物の内臓や魚を貪ったり、
極寒の大地を傷付いた身体を執念で動かし、
自分を見捨てて息子を殺した男への復讐へと向かう。
その鬼気迫る演技は見事。

ただし、ストーリーは凡庸。
町山さん言う所の「熊に喰われた男」が一番わかりやすいのだが、
そこから執念で甦って息子の復讐をする。
大自然の中生き延びるために様々な事は起こるしするけれど、
所詮はストーリーの一部であり、
取り立てて政治的なメッセージも感じず、
単純に「熊に喰われた男」の復讐劇。
日本人には当時の時代背景がわからないし、
先住民と所謂アメリカ人との関係やら、
毛皮商人とか先住民との間に子供を作った主人公の立場とか、
全く説明がないので理解しにくい。
普通に観れば執念の復讐である。
こう言う物語の場合、
先住民特有の考え方や暮らし方、
彼らなりの倫理や論理が登場するのだが、
そのあたりも中途半端なままでよくわからない。

壮大な一作ではあるし、
長尺を退屈させずに観させる力はあるが、
「傑作」かと問われれば個人的にはNOである。

同じ復讐劇なら、
「デスペラード」の方が余程わかりやすく、
爽快感がありつつも皮肉もあり、
決して大作ではないが傑作と言える。

まぁレオ様が頑張っているので、
今までいくら汚れ役をやって頑張っても、
意外性のある役で頑張っても取れなかったオスカーを取った記念として、
観ておくのも一興かと。
あ、撮影の素晴らしさはちょっとしたものなので、
それだけは褒めておきます。

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